イラストコラム

繊細で敏感な子供(HSC)とめんどくさがりな私の4年間

HSC

「もしかしてうちの子、HSCかも…?」

と気づいたのはつい最近のことでした。

HSCとは「Highly Sensitive Child」の略で【人一倍敏感な子】と言う意味。

病気や障害ではなく、生まれ持った性質のことを言います。

我が娘も正確な診断は受けていないものの、娘と過ごしたこれまでの4年間を振り返った結果「HSC」である可能性が高いという結論に至りました。

些細なことで大泣きする娘の姿に、基本的にズボラでめんどくさがりなわたしは

なんでそんなちっぽけなことで、こんなに泣くんだろう…?

と思ってしまう場面が幾度となくありました。

この記事では悩みながらも、娘と向き合ってきた4年間を振り返りながら

  • 我が子はHSCかもしれないと気づいたきっかけ
  • HSCの子を育てる上で大事にしていること
  • 赤ちゃんの頃と現在(4歳)の様子

を記しています。

同じくお子さんがHSCであるお母さんお父さんや、育児に悩む方に読んでいただきたいです。

HSCを理解するためにおすすめの本は「繊細さん」の本

HSP(HSCの大人バージョン)について詳しく書かれた本。芸人のロンドンブーツ1号2号の淳さんがツイートしたことでも話題となった本です。

赤ちゃんの頃から敏感な子だった

現在4歳の娘ですが、今思い返せば赤ちゃんの頃から「敏感な子」でした。

人見知りもわりと早い段階からしていましたし、悩んだ時期もありました。

↓娘の人見知りについて悩んだ日々の記録はこちら

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また、寝かしつけは本当に苦労しました。

抱っこじゃないと寝てくれないので、ひたすらゆらゆらと抱っこ。

「さすがにもう寝ただろう」と思い布団に置いた途端、カッと見開くおめめ。

白目を剥きながら寝かしつけする毎日でした。

HSC

そして、母親である私の抱っこ以外は断固認めないぞ!という気概も感じる日々でした。

父親である夫の抱っこでも、はちゃめちゃに泣くのです。

あれは娘が生後半年くらいの頃。

「休みの日くらいゆっくりお風呂に浸かっておいで」と夫。

「ありがてぇ!!!」と、のんびりお風呂に浸かろうと思いきや

吐きそうなほど号泣する娘の声が聞こえるではありませんか。

髪の毛も身体も体感数秒ほどで洗い流し、そそくさとお風呂から出ました。

HSC

こんな日々を送っていたのですが、娘のことを「敏感な子」とは思っていませんでした。

赤ちゃんって、みんなこんな感じだよね 

と思っていたのです。

4歳になった娘の様子

夜の寝かしつけに白目を剥いていた時期は卒業し、

現在は絵本を3冊読むという入眠儀式をすればあとは勝手に寝てくれるようになりました。

本音を言うと、絵本1冊にしてほしい…笑

お父さんのことも大好きになり、帰宅の遅い夫のことをいつも心配して泣くほどに。

そんな娘の普段の様子は、インスタグラムで公開している育児漫画にまとめました。

この漫画の中に描いたこと以外でも

  • 虫刺されや少しの怪我でも、ものすごく痛がる(入浴を拒否したり)
  • 入浴中、抜けた髪の毛が手につくとものすごく嫌がる
  • 幼稚園入園当初は制服の着用を嫌がり、1ヶ月半ほど私服で登園

などなど、親のわたしにとってはなんでもないことでも娘にとっては「ものすごく不快」になり得るのです。

2〜3歳のイヤイヤ期のときは、その「不快さ」を泣きながら怒ることでしか表現できなかった娘。

ですが、4歳になった娘はだいぶ落ち着いて「不快」なことを伝えてくれるようになったと思います。

それでも空腹時と眠たい時には、泣き怒りしながら伝えてきますが。

「うちの子、HSCかも…?」と思ったきっかけ

娘がイヤイヤ期の頃はとくにHSCの特性に悩まされたかもしれません。(イヤイヤ期の時点ではHSCと確信していませんでした)

とにかくなにかしら「不快」な娘は、その「不快さ」をわたしに頻繁にぶつけてきます。

我が子であっても毎日ずーっと一緒にいて、理不尽な怒りをぶつけられるのは辛いものです。

娘にとっての「不快」を受け入れてあげたくても、「そんなちっぽけなことでいちいち怒らないでよ、めんどくさい‼︎!」と部屋にこもって泣いたこともたくさんあります。

HSC

この頃からわたしはやっと「こんなに敏感で繊細なのには何か理由があるのかもしれない」と考えるようになりました。

そんなある日、夫がある本を差し出しながら「俺、たぶんHSPだと思う」と言いました。

その本が昨今話題となっている、「繊細さん」の本 です。

その当時わたしは「HSP」という言葉を聞いたことはあるけど、その特性についてはあまり知りませんでした。

ちなみに夫が自身のことをHSPだと感じた項目は以下の通り

  • カフェインに敏感に反応する
  • 明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
  • 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)

ー『繊細さんの本』より引用

著者名:武田友紀/出版年:2018/7/25 /出版社:飛鳥新社

たしかに言われてみれば、夫は夕方にコーヒーを飲んでしまうと夜は寝られなくなります。

また睡眠時は完全消灯を好み、アナログ時計のカチカチ…という音も気になると言います。

環境の変化や人の気持ちに素早く気づくことができ、そんな夫にわたしはいつも支えられています。

夫のこの発言以降、「もしかしたら娘もHSPの特性を持っているのかもしれない」と思うようになりました。

そして同時に「これまで感じてきた違和感の理由はこれか…」と深く納得し、安心したのを覚えています。

周りに相談しても「イヤイヤ期なんてこんなもんじゃない?」「娘ちゃんは問題ないよ」と言われてきました。なんとなーくモヤモヤしたままでしたが、この出来事でサーっとモヤモヤが消えていきました。

HSCの子供との関わりで特に大切にしていること

わたし自身もこれまで生きてきた中で、人付き合いに疲れやすさを感じることは多々ありました。

ですが、基本的にズボラで面倒くさがりな性格なので、明るい部屋でも硬い床でも騒音がする場所でも寝てしまうし、少しの不快も「ま、いっか!」で流してしまいます。

そんなわたしなので、娘が感じる「不快さ」を理解しきれないこともあるのです。

HSC

それでも、娘が赤ちゃんの頃から気をつけていることが一つだけあります。

それは「子供の気持ちを頭ごなしに否定しない」ということ。

たとえば、新しく買ったカットソーを着た娘が「袖口がキツいから着ない!(涙)」と言ったとします。(こんなの日常茶飯事です。笑)

こうした時に

「キツくなんかないでしょ!」「そんなこと気にしないの!」

といったことはできるだけ言わないようにしています。

では、どうするか。

とりあえず一旦、娘の「不快な気持ち」を受け止めます。

「キツいならしょうがないね」とか「じゃあ着れそうな時があったら着てみるかー」などと声をかけます。

もしくはわたしや夫が袖口をゆるくするために、袖口をめちゃくちゃ伸ばすか。笑

HSC

こんな綺麗ごとを言っていますが、もちろん余裕がなくてイライラが爆発することもあります。(結構あります…汗)

でも「頭ごなしに気持ちを否定しない」ということは、頭の片隅にいつも置いてあります。

HSCの子に対してだけでなく、対大人であっても大事にしたい考えだとわたし自身は思っています。

わたしが我が子に伝えたいこと

先ほどの「袖口をゆるくするために、わたしや夫がめちゃくちゃ伸ばす」という話。

これは実際にあった話で、幼稚園の制服のポロシャツがキツいと言うので袖口にペットボトルを差し込んでゆるめたのです…!

HSC

これは夫がやってくれたのですが、こうした対応をとることには狙いがあります。

それは、「少しの工夫で不快や困難は解決できるかもしれない」ということを子供に感じてほしいのです。

もちろん娘が感じる「不快感」は本物だし、それを否定するつもりはありません。

でも、親であるわたしや夫が不快感や困難のハードルをさげる工夫をして見せることで、娘も自分なりに工夫し生きやすくなるのではないかと思うのです。

HSC
果たして娘に伝わっているのだろうか・・・伝わってるといいな。

おわりに

なんだか長々と書いてしまいましたが、娘が4歳になった今だからこうして振り返ることができたのだと思います。

娘は本当によく周囲を観察し気が付く子ですし、人の話をとてもよく聞いています。

幼稚園でもお友達や先生の様子を観察し、家に帰るとその様子を事細かに話してくれます。

繊細で敏感な子だからこそできることはたくさんあって、わたしはそんな娘のことを誇りに思っているのです。

娘がHSCだからって何も変わらないし、娘は娘だし最高にかわいい!

インスタグラムに娘との日々を投稿した時、「うちの子もこんな感じです!」とか「うちの子だけなのかと思っていたので、救われました!」などの声がたくさん寄せられました。

HSCのお子さんをもつお母さんやお父さんに、少しでもこの記事が届くといいなと願います。

ピンタレスト

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